プロジェクト管理ツール 『Hignull(ヒグヌル)』とは
先日、TinyBetter株式会社さまよりツールの紹介記事執筆の依頼があり、面白そうなツールでした(特に秘書BOTが気になりました)ので、今回はそのプロジェクト管理ツール 『Hignull(ヒグヌル)』を試してみます。
『Hignull(ヒグヌル)』とは、オフィス業務を効率化してくれるツールで、カレンダー機能やプロジェクト管理機能等々があります。
ここ最近では働き方改革の波もあり、競合のプロジェクト管理ツールもたくさんあるかと思いますので、他社優位性というところに特に注目して、ツールの良いところや、これがあるともっと嬉しい…というところを紹介できればと思います。
料金は主なところで以下のような感じ。
『Hignull(ヒグヌル)』のことが気になった方は、こちらから1ヶ月無料のトライアルの申し込みができますので、ぜひお試しください。
『Hignull(ヒグヌル)』の機能
秘書BOT
まずは、一番気になる秘書BOTから。「カレンダー」の[スタートページ]より、[秘書BOT]をクリック。
[秘書BOTの設定]をクリック。
他ユーザーが作成したBOTを使うこともできるようになっています。
最初なので、[HignullBotを使用する]にしましょう。
LINEと連携してみます。[LINEを使用]をクリックすると、QRコードが出ます。
QRコードをスキャンして、友だち追加します。
BOT側からのあいさつメッセージ等はないので、自分で『Hignull』を探してトークルームに入室します。ここは若干探すのが面倒なので、「ようこそ」というようなメッセージが『Hignull』側から欲しいところですが、認証の関係等で難しいかもしれませんね。
手順通り「はろー」と発言してみます。
暗証番号を入力します。
無事連携できたようです。
「?」と入力することで、BOTができること一覧が見えるとのことでしたが、PC版のLINEでは確認できませんでした。スマホ限定の機能ですね。
スマホ版ではちゃんと表示されていました。
早速、新しい予定の追加と、直近の予定の確認を試します。
新しい予定の追加時は以下のような手順になります。
- [0.新しい予定]をタップします。
- タイトルを聞かれるので、答えます。
- 終日の予定かどうかを答えます。
- 開始時間を指定します(入力例は出してくれます(わりと雑でOK))。
- 予定の所要時間か終了時間を指定します。
- 日時の確認が出ますので、[はい/いいえ]で答えます。
- 最寄り駅など、詳細情報の入力があれば、します。
文字に起こすと煩雑な手順に見えますが、実際にLINEの画面で入力することは、とてもシンプルで簡単です。
もちろん、このあと紹介するカレンダー機能にも、ちゃんと登録されています。
続いて、メニューより[3.次の予定]をタップします。
直近の予定を教えてくれました!
これは便利ですね。電車内など、PCを開きづらいシチュエーションでもスマホからお手軽に予定入力ができます。
「チャットボットを、秘書に」の片鱗が見えたような気がします。
ここ(秘書BOT)は明確に他社製品と差別化できる点だと思います。MicrosoftのOffice365予定表などにも、ぜひ搭載してほしい機能です(笑)
カレンダー機能
続いて、カレンダー機能を試します。まずは、予定の入力から。
予定を入力したい日付をクリック。今回は4/24にします。
以下、入力項目が並んだ画面になります。
特に変わったところはなく、迷うことなく入力できるかと。
最後に[保存]ボタンをクリック。
カレンダーに予定が入りました!
また、他ユーザーが入れた予定についても、公開範囲によりますが自分のカレンダーにも表示されます(今回は、4/21に入れてみました)。
Googleカレンダーなどにも存在する機能ですが、ドラッグ&ドロップで日付をずらすことができるのは本当に便利です。
ちなみに、Googleカレンダーとの連携も可能です(Googleカレンダーから『Hignull』へのインポートおよび『Hignull』からGoogleカレンダーへの予定追加)。
ただし欲を言えば、予定の追加時に『Hignull』のカレンダーかGoogleカレンダーか問う形ではなく、一律で『Hignull』のカレンダーへの追加として、Googleカレンダーへタイトル・時間・場所などが自動で反映される形だと嬉しいです。
自動同期は困る…という方もいらっしゃるかと思いますので完全に好みの問題ですが、Office365の予定をPower Automate(旧:Flow)でGoogleカレンダーに自動コピーしている私としては、自動同期が好みです。よろしければ以下記事もあわせてご覧ください。
尚、他ユーザーが自分を参加者にした予定を入れたとき、BOTさんが出欠の確認をしてくれるのですが、どの予定かが分からないので非常に惜しいです。
BOT上で、「?」と発言してメニュー起動後、[1.出欠のチェック]をタップすると未回答の出欠が表示されますので、そちらから遷移すればどの予定かが分かりますね。
当然、出欠については、『Hignull』のアプリ本体側からもいじれます。
また、『Hignull』には空き時間検索の機能があります。
カレンダー機能の、カレンダーと虫眼鏡のアイコンから検索できます。
上記の場合、”他ユーザー”が4/21の9:00-18:00で1時間空いている時間を検索しています。
10:00-11:00以外の水色のゾーンであれば空いていることがすぐに分かりますね。
ユーザーを複数人指定することもできるので、とある会議の参加者全員が空いている時間を探す…というような使い方ができますね。
Office365の予定表等でも出欠を確認したり、複数人の予定を並べて見る機能はありますが、空き時間検索の一覧性が抜群に良いと感じました。ひと目で分かるというのは大変なアドバンテージです。
LINEで秘書BOTを介してお手軽に出欠回答できるのも良いですね。
ただし、社内の人間全員を『Hignull』に登録するというところは前提になります。全員で使わなければせっかくの一覧性も台無しです。
プロジェクト管理機能
無料トライアルでは触れませんが、秘書BOTやカレンダーとの連携は、間違いなく他社優位性につながると思います。
私は現状プロジェクト管理ツールとカレンダーを別々で運用していますが、あれを一本化できれば、かなり捗ると思います。
プロジェクト管理ツール 『Hignull(ヒグヌル)』のまとめ
今回は、プロジェクト管理ツール 『Hignull(ヒグヌル)』のご紹介でした。
秘書BOTや空き時間検索を上手く使いこなせれば、間違いなく業務効率化につなげることができると思います。
企業側も働き方改革の一環としてITツールの導入を進めているところも多いかと思います。
一般企業が既に導入していそうなツール(Office365、Google各種サービス、Slackなどのコミュニケーションツール)との親和性がもっと高まると、より利用者が増えてきそうなツールだと思いました。
それでは、また次回!
平成生まれのアラサー文系ぽんこつシステムエンジニア。
エンジニアらしく技術系の記事を書いたり、全く関係ない記事を書いたり、まったりやっていきたいです。
AI(人工知能)、デジタルマーケティング、DX、Office365活用、ガジェットなどに興味があります。
コメント