チャットボットの作成
まずは、チャットボットの作成ですが…今回は前回の記事で作ったものをそのままカスタマイズしてみようと思います。
詳細につきましては、以下をご参照ください。
チャットボットのカスタマイズ
カスタマイズの方法について
Azureのチャットボットのカスタマイズ方法は主に以下の2択です。
- ソースコードをダウンロードし、ローカルで開発
- オンラインで開発
ローカルで開発する場合は、テスト用にエミュレータを入手したり、最終的にカスタマイズ後のボットをAzureにアップロードする必要があるので、今回はお手軽にオンラインでやります。
オンラインでソースコードに変更を加えた後は、エディターコンソールでビルドし、そのまま変更内容の確認ができます。
回答が見つからない場合のメッセージ修正
まずは、回答が見つからない場合のメッセージを修正してみます。
デフォルトだと、以下のように『No QnA Maker answers were not found.』と表示されますよね。日本人向けのボットの場合、このメッセージは乱暴かと思いますので、修正します。
オンラインコードエディターは、ポータル上の[ボット管理]-[ビルド]の中にあります。
「オンラインコードエディターを開く」をクリックしましょう。
色々とソースが並んでいますが、お目当てのファイルは[Bots]配下のQnABot.csです。
.cs!?そうです。C#で書かれています。
51行目がまさに回答未検出のメッセージですね。ここを「回答が見つかりませんでした。」に変えてみましょう。
こんな感じです。右上に”SAVED”と出ているかと思いますが、修正内容は自動で保存してくれますので、都度保存しなくてもOKです。
※11/13 追記
先ほど別のボットを新規作成してみたら少し構成が変わっていました。
回答が見つからなかった時のメッセージは、[Dialog]配下のQnAMakerBaseDialog.csの中にいますので、ここを編集しましょう。
また、[Bots]配下のQnABot.csの中にはデフォルトでウェルカムメッセージが設定されるようになりました。
このように、ウェルカムメッセージを編集してみても良いですし、不要であればコメント化してしまえばOKです。
※ウェルカムメッセージと言ってもボットに話しかけた後に初めて表示されます。
これを回避し、ページロード時に表示したい場合はこちらの記事をご参照ください。
非常に丁寧に解説されています。
続いて、ビルドをしてみましょう。
[wwwroot]配下のbuild.cmdというファイルを右クリックし、「Run from Console」を選択。これだけでOKです。
「Finished successfylly.」と出ています。
上手くビルドできたようですので、先ほどのウィンドウでそのまま確認してみます。
ちゃんと回答内容が変わっています!
まとめ
今回は、Azureのチャットボットのカスタマイズをしてみました。
オンラインエディターで修正できて、すぐに修正内容が確認できるのがとても良いですね。
AI系だとわりとPythonやRで書かれているものも多いかと思いますが、Azureのチャットボットについては中身はC#で書かれていたので、取っ付き易いと感じる方もいるかもしれません。
↓後日、色々試しましたので、よろしければあわせてご参照ください。
【会話ログの取得を試みた記事】
【回答スコアを取得し自信度をチェックしてみた記事】
今回はここまで!
平成生まれのアラサー文系ぽんこつシステムエンジニア。
エンジニアらしく技術系の記事を書いたり、全く関係ない記事を書いたり、まったりやっていきたいです。
AI(人工知能)、デジタルマーケティング、DX、Office365活用、ガジェットなどに興味があります。
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