ゴリゴリのWindowsユーザー、MacBookAirを買う
表題の通りですが、実は最近MacBookAirを購入しまして、今日の記事もピカピカのMacBookAirで書いております。
購入したのは、最廉価のメモリ8GB・ストレージ256GBのモデルです。
最近はChromebookと競っていますが、Amazonさんでもずっとランキング1位で大人気ですね。
ポートが少ないことを懸念してハブだけ同時購入しております。これがなかなか使用感が良いので、時間がある時にまた別記事でレビューしたいと思います。
※2021/5/31 追記 レビュー記事を投稿しました!
素晴らしいマシンであることは皆様ご周知の通りかと思いますので、スペック等々のお話は割愛させていただきまして…、今回はMacをこれまで全く触ってこなかったゴリゴリのWindowsユーザーである私が、慣れるまで非常に戸惑った点とその解決策についてシェアさせていただければと思います。
尚、キーボード配列はJIS配列である前提でお話を進めます。
閉じるボタンがない
おそらくWindowsユーザーがまず最初に困るのは、ウィンドウをどうやって閉じるのか問題です。
Windows機に飼い慣らされた私は、ウィンドウを閉じる際に必ず右上に視線がいってしまいますが、そこに期待の「×」マークは存在しないのです。(以下、Safariのウィンドウにおける右上部)
解決策
安心してください。左上にあります。
Windows機で右上にある、閉じる・最小化・最大化は全て左上に集約されています。
尚、残念ながらこれらを右上に持ってくる設定は今のところ発見できていません。
かな/英数切り替えができない
Windowsユーザーの多くは、「半角/全角」キーなどで切り替えを行なっているかと思いますが、Macにそのキーは存在しません。
文字を打ち始めて、どうやって日本語にするの?は必ず一度は通る道だと思います。
解決策
スペースキーの横に、それぞれ「英数」「かな」キーが用意されています。
しばらく慣れませんが、慣れてしまえばあまり違和感なく切り替えられるようになります。
端末の中身を検索できない
Windows機に慣れた方は、検索アイコンやら検索ボックスから、端末内のアプリやファイルを検索することもあるかと思いますが、Macのドックにはそれに相当するものが見当たりません。
解決策
Spotlight検索という機能が存在します。
commandキーを押しながらスペースキーを押してみましょう。
以下のような窓が出現しまして、端末内のアプリやらファイルやらが検索できます。
Ctrlキーはどこ?
あれ…、コピペ(ショートカットキーでのコピー&貼り付け)ってどうやるの?
そうです。MacにはCtrlキーがありません。「control」キーは存在するのですが、Windows機と少し役割が異なるのです。
解決策
commandキーがWindows機でいうCtrlキーと似たような役割です。
command+Cでコピー、command+Vで貼り付け、command+Sで保存といった具合です。
Deleteキーはどこ?
デリートキーはあるけど、これはWindowsでいうバックスペースの動き…。
右側を消したい時の、Windowsでいう「Delete」がない…。
解決策
fnキー+デリートキーもしくは、controlキー+Dで右側を消すことができます。
筆者は、ちょっと面倒&慣れていないので、カーソルを右側に持っていってデリートキーで処理してしまうこともまだまだ多いです。。。
ページを更新(再読み込み)したい
ページを再読み込みしたい際に、更新ボタンを押してもいいのですが、Windows機ではF5キーで更新していることのほうが多かったです。
Macでそれをやろうとした際に、F5キーでは更新できず迷いました。
解決策
command+Rで更新できます。Reloadなど、覚えやすい単語で覚えましょう。
デスクトップを表示したい
ウィンドウをいっぱい開いているときに、WindowsならWindowsキー+Dでデスクトップを表示できましたが、当然MacにはWindowsキーがありません。
解決策
fn+F11でデスクトップ表示です。もう一度押せば元に戻ります。
また、MissionControlを使うのもいいと思います。
設定から、MissonControlを選択。
左下、ホットコーナーの設定へ。
例えば、左下にカーソルを持って行った際にデスクトップ表示するように。
これで、カーソルを左下に持って行くだけで、デスクトップ表示されます。戻す際はもう一度カーソルを持って行きます。
画面のスクリーンショットが撮りたい
WindowsでいうCtrl+Shift+Sのような範囲指定のスクリーンショットのやり方が分からず、困りました。
解決策
スクリーンショットそのものは、command+Shift+3で撮れます。
範囲指定をしたい場合は、command+Shift+4で範囲指定の上、スクリーンショットが撮れます。
撮ったあとは、右下に小窓が出ますのでクリックすると、編集画面で落書きなどができます。
command+Cでコピーすれば、落書きした後の画像を以下のように他アプリに持ってくることもできます。
最初からクリップボードに貼り付けた状態でスクリーンショットを撮りたい場合は、controlキーをプラスします。
つまり、範囲指定版なら、command+Shift+control+4となります。指がつりそうになりますが、とっても便利なコマンドです。
入力した文字が勝手に変換される
Macには、文字入力において、勝手に変換してくれる機能(ライブ変換)が存在します。
慣れた方にとっては便利な(人によっては欠かせない)機能だとは思いますが、Windowsに慣れている私としては、少し気持ち悪いのでオフにしたいです。
解決策
設定→キーボード→日本語より、ライブ変換のチェックをOFFにします。
スクロール方向に違和感
マウス・トラックパッドのスクロール方向が、Windowsと違い違和感があります。
おそらく、トラックパッドにおいてはMacのナチュラルとされているスクロール方向でWindowsと同じになりますが、マウスにおいてはMacのナチュラルとされているスクロール方向はWindowsと同じになりません。説明がややこしいですね。
尚、設定項目としてはマウス・トラックパッドで分かれているのですが、項目のON/OFFが互いに同期されているため、結局、ナチュラルかナチュラルでないかの2択になります(マウスをナチュラルにしたら、トラックパッドも必ずナチュラルに)。
解決策
どうしてもマウスもトラックパッドもスクロール方向をWindowsと合わせたい私は、「Scroll Reverser」というアプリを導入して解決しました。
このアプリを使えば、マウス・トラックパッドそれぞれに、スクロール方向を指定できるので、問題解決できます。
多分、Windowsと合わせる場合は以下のような設定になるかと思います。
トラックパッドのタップでクリックができない
Macでトラックパッドのタップをしても、クリックとして扱われません。
解決策
設定→トラックパッドより、「タップでクリック」にチェックを入れます。
トラックパッドで進む/戻るをしたい
Windowsでは、トラックパッドを用いて2本指で右や左になぞって進む/戻るを実現していましたが、Macでは標準ですとその動きにはなっていません。
解決策
設定→トラックパッドより、その他のジェスチャの「ページ間をスワイプ」にチェックを入れ、「2本指で左右にスクロール」を選択すると、Windowsと同じ動作が実現できます。
タッチパッドで右クリックしたい
タッチパッド上でマウスの右クリックを行いたい場合に、確か標準ではできません。
解決策
設定→トラックパッドより、「副ボタンのクリック」にチェックを入れ、「右下隅をクリック」を選択します。これが、一番Windows機の動きに近いかと思います。
カーソルが見つからない
これはそんなに大きくWindowsと違わないかもしれませんが、デフォルトのカーソルが小さめで、見つからないことがたまにあります。
解決策
設定→アクセシビリティより、カーソルのサイズを大きくします。
また、それでもカーソルがどこかに行ってしまう方は、「マウスポインタをシェイクして見つける」にチェックを入れましょう。マウスポインタを細かく動かすと大きくなって見つけやすくなります。
ポートが少ない
これはMac全般というよりも、今回私が購入したM1チップのMacBookAirに関してですが、やはりポートが少ないです。USB-Cポート2つでは、やはり心許ないのと、HDMIやSDカードが挿さると便利だなぁとは思います。
解決策
ハブ増設で解決できます。
先述の通り、私は本体と同時購入でハブ増設しております。
上記製品は動作には全く問題なく、SDカードから写真を読み込むことができたり、HDMIでデュアルモニタを実現できたり、とても満足しております。
本当は外出先等での作業を考え、サイドカー環境を実現したかったのですが、私の持っているiPad mini4はサイドカーに対応しておらず…。有料アプリですが、「Duet Display」でサブディスプレイ化しています。
iTunesがない
Windows派だけどスマホはiPhoneという方も多いかと思います。
私も最近までずっとそのパターンで、Windows機にiTunesをインストールして運用しておりました。
この度、Macを入手しましたので、iTunesをいじろうと思ったところ、アプリが見当たりません。
解決策
iTunesのメディアライブラリは、macOS Catalinaでは4つの専用Appに整理分割されています。
音楽なら、「ミュージック」アプリといった感じ。Appleさん公式情報はこちら。
また、同期やらバックアップやらは、Finderから行えます。
WindowsユーザーがMacを使う際に戸惑った違いとその解決策まとめ
今回は、WindowsユーザーがMacを使う際に戸惑った違いとその解決策についてシェアさせていただきました。
慣れるまでは違いが多すぎて「無理かも…」と思っていましたが、今では特に問題なくWindows/Mac併用で運用できています。
もしMacの操作感の違いが原因で購入を迷われている方がいらっしゃいましたら、私からのメッセージとしましては、「買いたい時が買い時」です(笑)
操作はある程度いじっていれば慣れます。慣れるまでのしばらくの不自由を補って余りあるパワフルさとスタイリッシュさを兼ね備えた端末で、机に向かう気にさせてくれる素晴らしいマシンです。
また気付いたこと等あれば、追記していきます。
それでは、また次回!
平成生まれのアラサー文系ぽんこつシステムエンジニア。
エンジニアらしく技術系の記事を書いたり、全く関係ない記事を書いたり、まったりやっていきたいです。
AI(人工知能)、デジタルマーケティング、DX、Office365活用、ガジェットなどに興味があります。
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