トヨタの未来都市「Woven City(ウーヴン・シティ)」に見る夢【住みたい】

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トヨタの未来都市「Woven City(ウーヴン・シティ)」とは

「Woven City(ウーヴン・シティ)」とは、2020年1月にラスベガスで開催されたCES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)においてトヨタが発表した「コネクティッド・シティ」プロジェクト内での街の名前。

トヨタ自動車公式のイメージビデオは以下の通り。

道が網の目のように織り込まれることから、“Woven(weave の過去分詞=編まれた)” Cityと名づけられました。ロゴも織り込まれたようなデザインになっていますね。

建設地については、2020年末に閉鎖予定のトヨタ自動車東日本の東富士工場(静岡県裾野市)跡地を利用するそうです。

着工は2021年初頭を予定。

広さは約70.8万㎡とのこと。東京ドーム15個分ぐらいですね。

街の設計は、デンマークの建築家ビャルケ・インゲルス氏が手がけます。

実は、デンマークはスマートシティ先進国で日本も学べる点が多いです。当然、デンマークのスマートシティ構想にもビャルケ・インゲルス氏は関わっていますので、このコラボレーションは心強いです。

「Woven City(ウーヴン・シティ)」で何ができるようになるのか?

「Woven City(ウーヴン・シティ)」でできること

では、実際に「Woven City(ウーヴン・シティ)」ではどんなことができるようになるのでしょうか?

以下の動画は、豊田章男社長のCESでのプレゼンの様子です。(途中、ビャルケ・インゲルス氏も登場します。)

英語ですが、YouTubeでは字幕を出すことができますし、なんとなく雰囲気をつかんでいただけるかと思います。

様々な実証実験の場所として活用できたり、環境にやさしい街だったりというところはもちろんですが、住民に直接恩恵がありそうなところを動画の内容から考えてみます。

  • 配送ロボットが地下を通って住居に荷物を届けてくれる。
  • AIが家事を助けてくれる(消耗品の補充、ゴミ出しなど)。
  • 自動運転車(且つ、排出ゼロ車)しか道を走らないので人は車を運転しなくてOK。空気がきれいで、多分事故も減る。

ざっくりこんなところでしょうか。

個人的には、ネットショッピングをよく利用するので、荷物を直接住居内に届けてくれるのは大変助かります。再配達の問題等も解消できて良いですね。

ちなみに、燃料電池発電も含めて、街のインフラはすべて地下に設置するそう。

「Woven City(ウーヴン・シティ)」に住むには

未来都市を体験したい…住みたい…という気持ちになってきますが、ひとまず初期はトヨタの従業員やプロジェクト関係者を中心に約2000人ほどが暮らすことになりそうです。

ただし、約70.8万㎡の土地の広さに対して2000人は決して人口密度は高くない(むしろ、余裕がある)ので、その後住民を増やすことはあると思います。

実際、CESの中でも豊田章男社長は“プロジェクトに関心がある方はどなたでも歓迎”“No Just TOYOTA(トヨタだけではなく)”という表現を使っていましたので。

また、今回のプロジェクトが成功すれば、別の土地に「コネクティッド・シティ」ができてくる可能性も十分にあるかと思います。

なぜ「Woven City(ウーヴン・シティ)」を作るのか?

さて、トヨタはなぜ今、「Woven City(ウーヴン・シティ)」を作るのでしょうか?

以下の動画は、2020年の全国トヨタ販売店代表者会議の様子です。

豊田章男社長が、なぜ「Woven City(ウーヴン・シティ)」を作るのか?について説明しています。

ざっくりまとめますと、「苦しい時代を生き抜いていくための決断」です。

自動車業界は100年に1度の大変革の時代を迎え、まさに”生きるか死ぬか”の時代です。

クルマが売れない時代に、「コネクテッド・シティ」は新たなビジネスモデルを生み出します。

また、閉鎖してしまう東富士工場を未来につなげたいという想いも込められています。

まとめ

今回は、トヨタが仕掛ける「Woven City(ウーヴン・シティ)」プロジェクトについて考えました。

法整備など、やるべきことはまだまだたくさんあるかと思いますが、まずは”街を作ってしまおう”という大胆な決断、とても良いと思います。

すぐに成果は出なくても、必ず新技術の開発を加速させるプラットフォームとなり、未来に利益をもたらすことになるでしょう。

ビャルケ・インゲルス氏が手がける美しい街のデザインにも注目です。

プロジェクト外の人間でも住めるようになるといいなぁ。。。

それでは、また次回!

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