【G検定合格体験記】勉強したこと・試験当日の対策など【2020#2】

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G検定とは

G検定とは、一般社団法人日本ディープラーニング協会(JDLA)主催の、おそらく現時点で最もポピュラーなAI系の資格です。

公式HPでは、以下のような試験概要となっています。

ディープラーニングの基礎知識を有し、適切な活用方針を決定して、事業活用する能力や知識を有しているかを検定する。

JDLA HP 「G検定とは」ページより

試験は年3回催されており、私が受験した2020#2(2020年7月4日)の試験には、過去最高となる12,552人が受験しました!

2020#2においては、私を含む8,656名が合格し、合格率としては約69%となります。

JDLA HP 「G検定 新着情報」より

簡単じゃん!と思われるかもしれませんが、この試験に12,000円を投じて受験する方々は良い意味でなかなかディープな人材かと思いますので、猛者だらけの中での69%なら難しめの試験とも言えると思います。

実際、2020#2の合格者の割合を見ても、研究・開発職と情報システム職を合わせると全体の約半分を占めています。

JDLA HP 「G検定 新着情報」より

尚、今回の試験に限り、新型コロナウイルスの影響等もあり、受験料が半額になっています。受験者が多かったのは、それも影響しているかもしれません。

G検定試験に向けて勉強したこと

私は↑の表でいうところの情報システム職(システムエンジニア)であり、趣味で競馬AIを作るなどしてある程度の予備知識はあったわけですが、試験ともなるとやはりそれなりの対策が要ります。

一応G検定には公式テキストが存在するのですが、あまりレビューの評価が良くなかったため、購入は見送りました。。。

過去のG検定合格者のブログなどを読み漁った結果、『人工知能は人間を超えるか』をテキスト代わりに読めばOKというご意見が散見されたため、レビューも良かったためkindle unlimitedを利用し、すぐに0円購入。

結果、ある程度試験の役に立ったと思いますし、試験勉強抜きにしても良書だと思います。協会(JDLA)の理事長である松尾氏が書いた本でもありますしね。

ちなみに、私が受験申込をしたのが6月14日なので、テキスト代わりの『人工知能は人間を超えるか』を読み終わって試験まで残り2週間ほど。

問題集はこれまた過去のG検定合格者の評価がそこそこ高そうな以下を購入。

試験当日までにざっと2周ぐらいやりました。

G検定試験当日の対策

試験まであと数日のところで、当日の対策をしようと考えました。もちろん、申込時に概要は見ていますが、作戦を立てることはいかなる試験でも重要です。

試験時間は120分で多岐選択式の問題が220問ほどの出題です。

そうです。一問にかけられる時間が30秒ちょっとしかないです!

試験中は自信のない問題にチェックを付けたりしながらどんどん後ろの問題に進めるようなので(もちろん、戻れます)、まずは、確実に取れる問題を取ることが重要になりそうと考えました。

合格ラインは公表されておりませんが、受験者の体験談より、だいたい7割ぐらいでは?と予想されています。これにより、全く分からない問題や複雑そうな問題は勇気の諦めでも良いと思いました。

あとは自信のない問題をどう拾うか(正解にもっていくか)ですが…、試験の特性(Web受験)上、カンペ的なものを作るかKindle版の参考書を購入して、試験中に検索できるようにしておくのは有効かなと思いました。

同様に、試験中に役に立ちそうなページのブックマーク集を作ったり、なんならタブを開いておいたりということも有効そうに思いましたが、試験前バタバタしており完璧には準備できませんでした…。

G検定試験当日の感想・反省

Web受験のため、よーいドンではなく、自分のタイミングでスタートできます。今回の場合、12:50~13:10の間スタートすればOKだったかと思います。

Twitter等で、毎回前半に法律問題がめちゃくちゃ出るから気を付けて!というような投稿を見つけていたので、ある程度身構えていましたが、本当にめちゃくちゃ出ます(笑)

問題文・選択肢ともに長文なため、正直読むだけで30秒消費してしまう問題もあったと思います。文字を読むことに慣れていないとそれだけで疲れそうです。

集中力のまだ残っている序盤とはいえ精神的にもかなり削られますし、終盤の絶対に取れるはずの問題での焦りにもつながるため、最終問題から始めて前に戻りながら自信を付けながら解いていったほうが精神衛生上は良いのかもしれません。

検索して分かりそうなものは調べてしまっても良いのですが、それを全ての問題でやっていると確実に時間が足りなくなるのであまり活用できず…。

そもそも、ちょこっと検索して一番上に答えが出てくるような問題ではない場合が多いです。検索して上から5番目ぐらいに出てくる論文の端っこにやっと選択肢を1個削れる情報があります…では、絶対にタイムオーバーになりますのでご注意を。

完全に検索に甘えて油断していましたね。カンペ作っておけばよかった…。

尚、後で気が付きましたが“G検定 チートシート”などで検索すると、他の受験者さんが作ってくれた当日用のカンペが何件も出てきます。この辺りから自分に合うものを有難く使わせてもらうのもアリかと思います。

また、テキスト・問題集の過学習には注意です!

問題集が解ければ大丈夫な(即答できる)問題も中にはあったかと思いますが、体感で全体の3割ぐらいだと思います。残りは法律問題や新しい技術の問題、ちょこっと捻った問題になりますので、対策が難しい領域になります。

『AI白書』を読んでおくと、テキストや問題集が漏らしている範囲をある程度カバーできるという意見がTwitter等に何件も投稿されていましたので、目を通しておくと良いのかもしれません。

ちなみに、計算問題はほとんど出ませんでした。皆さん大好きなバーニーおじさんも今回は出ませんでした。

出題範囲変えるならテキストや問題集もそれに合わせてよ!というお気持ちも大変よく分かりますが、汎化性能を高めましょう!

試験終了1秒前に全ての解答欄を埋めましたが、自信は特になし。おそらく7割ぐらいかなぁ(希望)という感じでした。勘で答えているところもありましたし。

※多岐選択式なので、時間切れ等で空欄はもったいないです!全部、埋めましょう。

さて、結果発表の方法ですが、これまたスリリングでして、「7月13日~17日の間にメールでお知らせします^^」とのこと。この絶妙な幅が不安にさせる。

私の場合、16日の昼過ぎに合格通知メールがきたのですが、13日から16日まではずっと気になってメーラーの更新ボタンを押すなどしておりました(笑)

結果は…、合格!

合格証(PDF)はまだきていないため、メールのキャプチャですが…。

せっかく頑張って勉強した受験者にとっては、自分がどれぐらい解けていたか(欲を言えばどの問題を間違えたか、正解は何番だったのか)を知りたいところですね。

問題が漏れると何かまずいことがあるんですかね。実際には、Web受験なのでキャプチャソフト等使えば問題だけは取れてしまうわけですが。

ともあれ、合格できてよかったです。

知識量も大事ですが、選択式であることも手伝って、読解力処理能力が重要な試験でもありますね。

ちなみに…、試験に合格するとG検定・E資格の合格者だけが参加できる「日本ディープラーニング協会主催 合格者の会」に参加できます。

実は本日(7/23)が開催日(Web開催)でして、協会理事長の松尾氏の特別講義はとても学びが多かったです。今後も継続的な学びの場を提供してくれるそうなので活用していきたいと思います。

まだまだSTAY HOMEの世の中が続くと思いますので、引き続き何かしら勉強していければと思います(全く別線ですが、最近はピアノを練習中…)。

G検定の次回の開催は11月7日です。ご興味のある方は、ぜひ受験してみてはいかがでしょうか。

それでは、また次回!

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