Chrome OSのシェアは現在第2位に!
ここ最近何かと話題のChrome OSですが、ついにmacOSのシェアを抜いたようです。
デスクトップ、ノートパソコン、ワークステーションを含むパソコン市場のOS別シェアは2019年から2020年にかけて以下のように変化し、2020年にChrome OSがシェアランキング第2位となりました。
iPhone Maniaより
教育現場への導入で件数が一気に伸びている感はありますが、一般消費者向けにも間違いなく浸透してきている気がします。
特長としてよく言及されているところでは、コストパフォーマンスの良さがあります。
Amazonなどでも3万円前後の端末がすぐに見つかりますね。
一見スペックは物足りませんが、それでもそこそこ快適に動いてしまうのが、ChromeOSの良さでもあります。
先述の通り、Chrome OSには動作が軽いというメリットがあるようで、古くなったWindowsPCをChromebook化して動作を軽快にしたい…という方も多いみたいですね。
ちなみに…、古くなったタブレットの活用法にお困りの方は、サブディスプレイという選択肢がありますので、ぜひ関連記事もご覧いただけますと幸いです。
今回は、そんなChrome OSをWindowsPCにインストールしてみようと思います。
WindowsPCをChromebook化する
①Chrome OSインストール用のUSBメモリを作成
まずは、Chrome OSインストール用のUSBメモリを作成します。
最終的にここで作成したUSBメモリを用いて、WindowsPCへChrome OSをインストールします。説明がややこしいですが、手順通りに進めれば必ず成功するように書きたいと思いますので、とりあえず進めます(笑)
こちらから「DOWNLOAD USB MAKER」をクリックし、USB Makerをダウンロードします。
ダウンロードした「cloudready-usb-maker.exe」を起動!
何やらダイアログが開きます。ざっくり以下のようなことを言ってます。
- 8GBか16GBのUSBメモリを用意しなさい。
- インストール用USBの作成に20分かかるわよ。
USBは何でもいいです。筆者は以下を使用しました。Next!
どうやらSandiskは嫌いみたいですね。USBを挿してNext!
選んで、Next!
待ちます…。
おや…、通常は20分待ってこれでインストール用USB完成!なのですが、筆者の環境では上手く行きませんでした(ダイアログが途中で閉じる)。
ちょうどいいので、もう1つの方法をやってみます!
先ほどのサイトの選択肢で、今度は右側をクリック!
大きめのファイル(「cloudready-free-87.4.22-64bit.zip」という名前、1GB以上あります)がダウンロードできます。
ダウンロードが完了したら、Windowsの方向けのページへ遷移します。
Chromeの拡張機能を追加せいと言ってきます。追加します。
私の端末にはもうすでに追加済ですが、多分未追加のときは、「Add to Chrome」などという表示だった気がします。追加!
追加できたら、↑の「Launch app」、もしくは、Chromeのアプリ一覧から「リカバリ」をクリック!
ダイアログが開きます。迷わず「開始」。
通常のリカバリステップではモデル番号など指定しますが、今回は右上の歯車をクリック。
「ローカルイメージを使用」をクリックし、先ほどダウンロードした大きめのファイル(「cloudready-free-87.4.22-64bit.zip」)を指定。zipのままでいいです。
USBを選んで、次へ。
「今すぐ作成」!
承知の上かと思いますが、USBメモリの中身は全て削除されますのでご注意を。
待ちます。スペックにもよるかと思いますが、20分もあれば終わると思います。
完了したら、「完了」をクリック!
※フォーマットのお誘いをしてきますが、ここでフォーマットしたらこれまでの作業が水の泡です!必ずキャンセルしてください!
②WindowsPCにChrome OSをインストールする
①で作成したUSBメモリをWindowsPCに挿し、電源ONします。
このとき、BIOS起動順位の変更というものが必要になります。
細かいことは考えず、とにかくブートメニューを出すところまで行きます。
ブートメニューの出し方はPCメーカーによって様々なので、「(メーカー名) ブートメニュー」などでGoogle先生に聞いていただくのが良いかと思いますが、だいたい起動時にF2やらF12やらを連打するとたどり着けます。
ブートメニューまで行けましたら、起動順位を変更します。基本的にHDDやSSDが最優先になっているはずなので、USBメモリを最優先に変更します!
設定をセーブしつつブートメニューから脱出します。
すると、ちゃんとUSBメモリからChrome OS(CloudReady for Home)が起動されました!
③HDDやSSDにChrome OSをインストールする
お試しには②までの手順で十分なのですが、まだUSBメモリから起動しているに過ぎません。
完全にChromebook化するには、HDDやSSDへのOSインストールが必要になりますので、やってみます。
※HDDやSSDへOSインストールした場合、当然ディスクの中身は全て削除され、Windowsでの起動はできなくなります!覚悟が決まってからの実行としてください。
方法は難しくなく、右下のメニューより、「install OS」をクリックし、以降の処理を進めるだけです。
インストーラーが起動しますので「INSTALL CLOUDREADY」をクリック。
ディスクの中身が消えるけどバックアップとか取った?と最終確認してくれています。
良ければ、「ERASE HARD DRIVE & INSTALL CLOUDREADY」をクリック。
インストールが始まります。所要時間は、筆者の環境で5分ぐらいでした。
インストールが終わると電源がOFFになります。
ブートメニューを戻すも良し(HDDやSSDを最優先に)、USBメモリを抜いて電源ONするも良し(USBメモリが刺さっていなければ、HDDやSSDから起動されます)ですが、とにかく立ち上げ直します。
ちゃんとインストールできていれば、起動後、右下のメニューに「install OS」はもう無いはずです。
あとは、Googleアカウントにログインしたり、右下メニューの歯車からWindowsPCだったときの馴染みの設定を反映したりしていただければと思います。
WindowsPCのChromebook化についてまとめ
今回は、WindowsPCをChromebook化してみました。
まだ少ししかいじっておりませんが、確かに端末起動やアプリ起動の軽快感は感じます。
操作についても、Windows ⇒ Macの移行時のようにキーボードの違いがあるわけでもなく、比較的馴染みやすいのかなと思います。
筆者はこれで、Windows機(自作デスクトップ)、Mac機(M1 Macbook Air)、Chrome OS機(今回の端末)を全て保有することになりましたので、またそれぞれのメリット・デメリット・使用感の違いなど記事にできればと思います。
それでは、また次回!
平成生まれのアラサー文系ぽんこつシステムエンジニア。
エンジニアらしく技術系の記事を書いたり、全く関係ない記事を書いたり、まったりやっていきたいです。
AI(人工知能)、デジタルマーケティング、DX、Office365活用、ガジェットなどに興味があります。
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